1.習慣・風習の内容
九州では、婚約の意思の確認がなされたとき、
結納の前に約束を取り交わす儀礼をします。
福岡ではそれを「寿美酒」といい、男性側から女性宅に酒一升と生鯛一尾を献上。
これには「一生一代(一升一鯛)添い遂げる」の意が込められています。
この儀式を行なうと結婚の正式な申し入れとなります。
男性側は「本日は婚約のしるしとして寿美酒を持参いたしましたので、よろしくお取り計らいください」
というような台詞を渡す時に言うのが通例だそうです。
一方の女性の側では正式にその結婚の申し入れをお受けします、ということでお受けして婚約の決めとなります。
これを受けると、以降縁談に限らず何があろうとこの婚約をひっくり返すことはできません、と答えたことになります。
また、このタイミングで結納式の日取り等を相談する場合が多いそうです。
3.習慣・風習の普通とは違うところ
最近では遠方の人が多いので寿美酒と結納を一気にするケースが多いそうです。
また、鯛を貰っても困る家庭が多いようでブツの代わりに、それ専用のダミーの鯛とお金を入れる封筒と台座が売ってます。
古くから伝わる伝統的な風習でも、昨今の魚はおろしたものを買ってくるという風潮には勝てないようですね。
ただダミーの鯛では「一生一代(一升一鯛)」となるのかどうか、興味深いところもありますが・・・