1.習慣・風習の内容
祇園なんかでは蝶よ花よの宴会なんかより、お茶屋さんで おコタで、こじんまり呑むのが風流なんだそうだが、東京 に本社のある会社では、上司を選ばないと、トンでもない 事態に陥るという話。
2.習慣・風習が行われる状況
若かりし頃、超VIPの接待を仕切るように言われた俺。
接待費を使って事前調査。昔は、そんなのも許されてた。
んで京都に詳しい人に聞くと『チャラチャラした宴会場で
派手に呑むのは遊び方を知らん奴や。いっちゃんエーのは
お茶屋はんに頼んでな、置屋の奥座敷みたいなんでコタツ
囲んで摺り添う様に座ってな、んで障子を開けたら小庭に
雪景色っちゅうのが粋なんや。』
その当時は接待費も多かったから、何とか辿り着いたよ。
そーした置屋さんに。
ところがだ。
東京の本社から来たエライさん。
一足お先に部屋に入ってきた、その途端に
『オイ何だ、この薄っ汚ねぇチッチェ部屋は…』って、
目ぇ剥いて怒り始めた。
元、地方の役人のキャリァってぇ権力指向の塊みたいな
人だから、粋なんてぇこたぁ意に介さない。
煌びやかで大事にされてりゃ満足ってタイプ。
まぁ、そんなのに怒られるこたぁ慣れてるから大丈夫。
ところが当日は、そーは行かなかった。
スグに後追って客の超VIPが入ってきた。
コッチは生まれた時から名家の出だから、京の粋も甘いも
ご存知。怒りの収まらない東京のエライさんを横にして、
『わぁ今日はまたエーとこ取ってくれはったなぁ。東京の
お人と呑む時は、なんや派手なばっかしで風流も解からん
方が多いのに、よーにエーとこ知ってやるなぁ』ときた。
3.習慣・風習の普通とは違うところ
教訓。上司が理解しない人の場合には、得意先よりも先
に上司に合わせといた方が無難…という教訓。
4.エピソードや歴史など