


「蔵の店」と書かれた重厚な白壁の中に入ると、そこかしこに、古めかしい飴色の梁や柱が残されています。ほのかな灯りに映える漆喰の壁は、温かくて優しい感触。どこかしら“名倉流”を感じてしまいます。
それにしても相当な年代物と思いきや、「実は、ここは名倉山酒造の旧・本社であり、前身の竹正宗酒造があった場所なんです」と松本 社長。なるほど、本物の蔵を生かして、美酒と料理の味をいっそう引き立てるとは、なかなかのセンスです。
ここ「蔵の店」は、会津の精肉店・丸長が経営する、極上馬肉を楽しめるお店です。店長の長谷川 弘さんは兄弟で丸長を経営し、良質の肉をお得なお値段で提供していますが、精肉店の延長線上でこの蔵の店を経営しています。
つまりは、格安価格で腹いっぱい!ということのようです。
「兄が本店で焼肉をやっていまして、その2号店として誕生しました。馬肉は、25年前から手がけています。会津には元々馬肉を食べる習慣がありますが、熊本県のような、脂の多い霜降り肉ではなくて、柔らかくさっぱりした赤味肉が特長です」
なるほど確かに、出てきたお肉は鮮やかな真紅。馬肉の握り寿司は、とっても分厚くて、マグロのような印象です。
「当店の特製味噌で、召し上がってみてください。名倉山さんの月弓とも、抜群の相性ですよ」
熟成した辛い味噌にからむ馬肉の妙味。もはや、盃は止まりそうにありません。これは馬い!うまい!ぜひ皆さんも、会津の夜は「蔵の店」へどうぞ。