

「初夏になりますと、緑の枝葉に囲まれる自然のビアガーデンになります。のんびりと休日をくつろぐご夫婦や、ご家族で蔵を散策しながら、ランチを楽しんで行かれるお客様など、地元の皆様に可愛がっていただいております」
そう話し始めたかと思えば、「お~い!チーフ」とお客様から親しげに声をかけられ、ひっきりなしに挨拶をするほどの忙しさ。大西 規一(おおにしのりかず)さんは、この「福生のビール小屋」を預かる支配人兼シェフです。
福生のビール小屋には、夕刻ともなれば次々にゲストが来店し、銘酒・多満自慢や地ビール・多摩の恵みを飲みながら大西シェフのイタリア料理を堪能しています。その会話から察するところ、どうやら連日のように常連の地元ファンが集まっているようです。
新鮮な地酒&地ビールに本格派のイタリアン、そして、本物の酒蔵シチュエーションとくれば、何度も楽しみたいほど魅力的なのでしょう。
シックな本格派の内装やサンテラスも、女性たちに人気を呼んでいます。
大西さんは、石川酒造に入社して11年目。若くしてフランス料理の道を追求し、東京都内で経験を積んだ後、31歳の時に石川酒造が経営するフランス料理店を任されました。その後、このビール小屋のオープンとともに、支配人となりました。
最近、イタリアンやフレンチと日本酒の相性の良さは、若い人たちの間でも話題となっていますが、このあたりのこだわりを訊いてみました。
「日本酒は、どんな料理でもマリアージュできますから、お客様それぞれでお楽しみいただいています。ただ、山廃酒でしたらチーズ系の料理をオススメするなど、基本的なご提案は心がけています。
当社の自信を持った日本酒とビールをご用意していますから、どなたもご満足いただけると思っています」
上質のアルコール類が揃っているだけに、レシピに凝るよりも、むしろ調味料や素材にこだわりたい。複雑なソースを作るよりも、天然の岩塩だけで楽しんでみる。そうすることで、日本酒の味わいがいっそうふくらむと大西さんは語ります。
季節はいよいよ春爛漫……石川酒造が育む新緑に潤いながら、極上の冷酒&フレンチの休日を楽しんでみませんか。