

日本画壇の巨匠・川合 玉堂は昭和19年(1944)から昭和32年(1957)に没するまでの10余年を、武蔵野の青梅市御岳で過ごした。
多摩の自然と酒をこよなく愛し数々の大作を生み出した玉堂の人柄は、地元の人々からも慕われ、昭和36年(1961)には御岳に玉堂美術館が完成している。
この掛け軸は、石川家に訪問したであろう玉堂が置いていったものとか。文化に造詣の深かった石川家当主と、芸術談義を酌み交わしたのであろう。

こちらは、近代木造芸術の祖・高村 光雲(1852~1934)作の壷。
高村 光雲は、東京上野公園の西郷隆盛銅の作者であり、彫刻家で詩人の高村 光太郎、人間国宝の高村 豊周の父である。
この壷は、先代の石川 弥八郎が入手したものと思われる逸品。

版画家としてだけでなく、万能のアーティストとして名を馳せた、池田 満寿夫の作品。
個性的な色彩と造形が、彼らしい独特の世界を伝えてくる。
これは、現会長の石川 弥八郎氏と親しかった池田氏から贈られたもの。
池田氏も無類の日本酒党で、夫婦で全国各地の蔵元を行脚していた。