

三重の名物と言えば、まずは「桑名の焼き蛤」。大きな貝に詰まったプリップリの身には、海の栄養がタップリです。
その昔は、東海道を行く旅人たちに串焼きの蛤が飛ぶように売れたそうな。時代は移り、桑名界隈では蛤が獲れなくなりましたが、どっこい楠町は“養殖蛤”のメッカ。その出荷量は、全国消費の70%を占めています。
「新鮮な蛤を、お腹いっぱい味わってもらっています。特にコース料理は、観光客の皆さんに噂が広まっているようで好評です」
そう言ってご主人の森下 浩之(もりした ひろゆき)さんが用意してくれた蛤コースは、ボリューム満点!蛤丼、天ぷら、焼き蛤など、これだけ盛りだくさんで¥2,100とは、まったく驚きです。
初洋は、森下さんの父親の代に開業し、今年で33年目。
高校を卒業後、大阪の老舗日本料理店で包丁を握っていましたが、27歳の時、病に倒れた父親に代わって初洋の板場を仕切ることになりました。以来、多彩な海鮮メニュー、会席料理が地元ファンや遠方からのお客様に人気です。
また、初洋は割烹とビジネス旅館を併設し、楠町界隈に商用でやって来るサラリーマンの穴場としても知られています。
「伊勢湾ならではの季節の魚料理を使った、会席メニューが中心ですね。蛤だけでなく、アナゴ料理も美味しいですよ」
春はコウナゴ、夏はアナゴやハモ、秋はアオリイカなど、地元の味覚を手頃な値段で存分に楽しんでもらいたいと言う森下さん。お昼のメニュー「丼ランチ」では、なんとワンコイン¥500で、絶品のアナゴ丼が食べられます。
ちなみに蛤をお土産にしたい方は、ぜひ森下さんにご相談を!楠町にある貯養場を紹介してもらえます。
三重の旅では、ぜひ楠町で途中下車。「初洋」ならではの大満足の味覚と価格を、お楽しみください。