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北の誉酒造株式会社~お宝紹介

二代目 野口喜一郎の傑作、大正ロマネスク漂う館和光荘

和光荘

小樽市を見下ろす高台・潮見台に、ロマンティックな様式を映す和光荘。そのオーベルジュ風の佇まいは、映画やTVドラマ、コマーシャルシーンにたびたび登場。あたかも「華麗なる一族」を想い起こさせる雰囲気である。
この和光荘は、北の誉酒造の二代目・野口 喜一郎が建築家・佐立 忠雄の監修を受けながら、大正11年(1922)から7年の歳月をかけて建設した。木造三階建て、鉄筋コンクリート造りの地下一階に純和風の平屋も併設。そのために、喜一郎は京都や金沢から一級の宮大工たちを集めた。
贅を尽くした和洋折衷邸宅のそこかしこには、往時の野口一族の繁栄が偲ばれる。

噴水のあるサロン 昭和天皇・皇后のお部屋 斜めに仕立てた渡り階段

昭和25年(1950)には小樽の名宿・北海ホテルの別館となり、超VIPクラスの宿泊やリゾートホテルとして使用された。
そして、昭和29年(1954)8月には、昭和天皇、皇后両陛下御来道の宿泊所に指名された。御泊りになった座敷は、今も当時のまま整然と残されている。
内部には、噴水をしつらえたモダンなサロンや静謐な奥座敷、50人以上を収容する1階食堂。そして、野口家代々の御霊を崇める豪華な仏間もあり、廊下のステンドグラスや斜に仕上げた渡り階段など、趣向を凝らした設計が覗える。
また、玄関先からの小樽の眺めは素晴らしく、爽やかな春から夏にかけて最高のロケーションを楽しむことができる。現在は、北の誉酒造株式会社の社用施設。