

清楚な白木造りに和みながら、格子戸を入れば、微かな香の匂いと琴の調べが迎えてくれます。
「日本料理喜多丘」は広島市の中心地にありながら、喧騒を忘れさせる庵のような佇まい。こぢんまりとした雰囲気に“食通
たちの隠れ家”を感じます。
それもそのはず、賀茂鶴酒造株式会社の井原哲副社長が推薦してくれた喜多丘は、「広島に北岡あり」と称賛されている日本料理の達人 北岡 三千男さんがご主人。テレビ番組や料理雑誌などに登場する北岡さんだけあって、ここには全国各地から美食家、健啖家が訪れ、選りすぐりの旬の味、日本料理の技と心を堪能しています。
北岡さんは広島の海に浮かぶ大崎上島の出身。300年続いた網元旅館の息子さんで、新鮮な瀬戸内の魚介類で育った魚っ子だったそうです。それもあり、若くして日本料理の世界に青雲の志を抱きました。
京都や大阪の老舗料亭で厳しい修行を重ねた北岡さんはめきめきと腕を磨き、食通
たちを唸らせ、その味と技は垂涎の的となっていきます。そして、東京の料亭でも練達の腕をふるった後、昭和49年(1974)からこの喜多丘を開きました。
「日本料理は、やはり関西が本場ですね。私の流儀は、関西の味と技が基本です。そして、広島は海に恵まれていて魚が豊富ですから、季節ごとの旬を生かしたコース料理を召し上がって頂くようにしています」
繊細に手を尽くした北岡さんの料理は、ビジネスの接待や商談にも人気が高く、完全予約制となっています。
喜多丘では、魚はすべて広島魚市場直送の旬鮮物ばかり。また野菜や山菜なども、広島の山間で採れた天然物を使います。
「春なら桜鯛、鯛づくしの料理ですね。これからの季節は、鱧や鮎です。特に鮎は、私の好きな食材です。焼き方一つで、その料理人の腕前が分かるんですよ。鮎が食べている水苔の青い香りを残して焼かねばなりません。でも、いかに体の水分を抜いてやるかも大事なのです。本当に美味しい鮎を食べさせるには、最低10年ぐらいの修行が必要でしょうね。山菜ならじゅん菜、広島の山里には水のきれいな池がたくさんありますよ」
まさに“美味しさを愛でる”、みごとな日本料理を創ってくれた北岡さん。一つ一つの盛り付けにも達人のオーラを感じます。
全国の料理人とも親しい北岡さんは、さまざまな味と技を今なお追求し、大阪や京都にたびたび足を運んでは逸品の料理を味わっているそうです。
喜多丘では、そんな北岡さんに献立を丸っきりお任せすることも可能。どんな料理が頂けるのか、その期待も絶品の美味しさを盛り上げてくれることでしょう。
「そして、うちには賀茂鶴しか置いていません。いわば、全幅の信頼ですよ。日本酒に関しては、こちらが全部、賀茂鶴酒造さんへおまかせです」
喜多丘の日本料理にふさわしいのは賀茂鶴のみと、北岡さんはいぶし銀のような表情をほころばせます。
広島への御出張・御商談の際には、ぜひ喜多丘へ。北岡 三千男の達人の料理と賀茂鶴の珠玉の酒が、お持て成しいたします。

