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真鯖の棒寿司

この料理と地酒を合わせる

「幻といわれる岡山の酒米<備前雄町米>を100%使用した純米吟醸酒に合わせるなら、同じく岡山で昔から受け継がれている郷土の味・真鯖の棒寿司を」と料理長の建守さん。「本来、シャリは少し甘めが特徴ですが、このお酒に合うようにアレンジを施しました。ほのかで甘い日本酒の香りを楽しみつつ、鯖寿司をポンとほおばれば、口のなかですんなりと旨みが溶け合うはずです」。

真鯖の棒寿司大
真鯖の棒寿司見出し

一瞬にして、ふっくらとした身の厚さに心奪われる「真鯖の棒寿司」。そもそも、岡山の郷土料理である「鯖の棒寿司」は、海から遠い山間部で、鯖をおいしく食べたいとの思いから生み出されました。
「岡山の昔ながらの味を生かしつつ、タネにさまざまな仕事をし、仕込みの手間を惜しまない江戸前の技法を取り入れた」と語る料理長の建守さん。
シャリは、魚の味を生かすため、塩はやや強めの関東風に。青じそと白ごまを混ぜ、夏らしく爽やかな寿司飯にしています。

真鯖の棒寿司

そして、しめ鯖は、まずは塩をまぶして水けと臭みを抜くのが通常の作り方ですが、今回はしっとりと繊細な口当たりで食して欲しいとの思いから、塩と砂糖をまぶしてから酢でしめ、1日寝かせて味をなじませるという妙技を披露。
さらに驚くことに、しめ鯖とシャリの間には、かんぴょう、しいたけ、ガリ、うなぎ、実山椒を刻んで甘辛く煮た具を挟むという心憎い演出がなされ、おいしさが三位一体となって口の中に広がります。「ご飯ものではなく、あくまでも酒の肴を目指した」という料理長の狙いは、お見事。

備前幻

岡山 室町酒造(株)

櫻室町 純米吟醸 備前幻

720ml ¥1300

日本酒度 +2 酸度 1.6
Alc.度 15.3

幻の酒米「備前雄町米」100%用いた純米吟醸酒。味吟醸米として有名な雄町米の特徴を醸し出し、ほのかな甘い香りのするおいしいお酒です。モンドセレクション2009年度も連続金賞受賞。

特徴:モンドセレクション2008-2009年度連続金賞

適した飲み方:

適した料理:穴子の塩焼き、蛸のから揚げ、うなぎの蒲焼、帆立貝料理