TOP > 肴と"地酒"の旬を味わう歳時記



さっぱりと軽く、ほどよい酸味が心地いい、吟醸仕込みの純米酒「善き哉」。「福島のお酒らしい軽やかな感じは、どんな料理との相性もよいのですが、やはり秋ということで、素材は秋刀魚を選びました」と建守さん。新鮮な秋刀魚に青じそを巻いて天ぷらに。さっくりとした食感の後には、秋刀魚の旨みがジュワッ。すぐさまキリリと冷やしたお酒をいただけば、至福の時となることうけあい。
秋刀魚漁の便りが届くこの時期になると、秋の訪れを感じずにはいられません。福島の漁港にも、毎年たくさんの秋刀魚が水揚げされるのだとか。そのため、いつしか「秋刀魚の紫蘇揚げ」はこの土地の郷土の味となり、各家庭で作られているようです。
「秋刀魚に青じそを巻き、ころもにくぐらせて揚げたこの料理は、秋刀魚の脂を抑え、旨みを引き出すことができ、ちょっとくせのある魚をおいしくいただく知恵が詰まった一品。今回はそこに私なりのアレンジを加えてみました」と建守さん。

おろしたさんまは、しょうゆ、酒、砂糖、生姜、卵白などを混ぜたたれに漬け込みます。たれに漬けると魚の脂が旨みへと変わり、生姜を加えることで脂のくどさを抑えることができるのだとか。「たれに卵白を加えるのもポイントの一つ。揚げるとカリカリの食感になるんですよ」。
青じそを巻いて天ぷらのごとくさっと揚げれば完成。実にシンプル。しかしながら、一口ほおばれば、このシンプルさが素材の味を引き立てるのだということに気づくはず。レモン、塩が添えられていますが、こちらはお好みでどうぞ。
福島 名倉山酒造(株)
純米吟醸 善き哉
720ml ¥1650
日本酒度 +0
酸度 1.5
Alc.度 16.3
吟醸仕込で贅沢に造りました。酸味がありながら軽さと柔らかみが感じられる、飲み飽きない酒です。
特徴:9号系酵母使用
適した飲み方:冷や
適した料理:カツオのたたき