TOP > 肴と"地酒"の旬を味わう歳時記



「口に含んだときにぐっと力強さを感じる。男らしいひやおろしですね」。こういったパンチのきいたお酒には、しっかりインパクトのある料理を合わせると、釣り合いがとれるそう。<知床豚の角煮 十勝じゃが芋餡掛け>は、北海道の自然の恵みが凝縮されたかのような、ガツンとした料理。一口いただけば、雄大な大地のごとく、大らかな気持ちになること間違いなし。知らず知らずに杯も進みます。
世界自然遺産・知床。豊かな自然環境のなかで育った知床豚は、北海道を代表する食材です。柔らかくてくせがないこの豚肉を、北海道らしく仕上げる。そんな思いで作る角煮は、見た目の大らかさに反して、じつに細やかな仕事が施されています。まず、豚肉は表面を焼いて30分ほど湯にさらしてから、2時間ほど圧力をかけて加熱。手で持つと崩れてしまうほど柔らかくなったら、一晩寝かせて余分な脂を除きます。ここから味つけして煮るのかと思いきや、「たれにくぐらせるのは1~2分。長時間煮込まないことがこの料理のポイント」と建守さん。

味つけは、しょうゆ、砂糖、酒、だし汁。これを煮つめたところに豚肉をかるく通す。決して長くは煮込まない。「肉は塩分が入ると水分が抜けてパサパサになってしまうんです。いくら味が中まで染み込んでいても、肉の食感が損なわれたら台無しですよね」。さらに、この煮汁にとろみをつけたものを豚肉にかけ、再び一晩寝かせて味を染み込ませます。こうすることで、長時間煮たときのように肉の隅々にまで味が行き渡るのだとか。ここにかけるのが、十勝産のじゃがいもにとろみをつけたソース。こうして、まさに北海道らしい角煮が完成となります。
北海道 高砂酒造㈱
国士無双 純米酒 ひやおろし
720ml ¥1200
日本酒度 +3.0
酸度 1.3
Alc.度 15.2
半年間貯蔵タンクでじっくりと熟成させ、旨みを見極め世に出す季節限定の日本酒。
特徴:北海道の自然が育てた大雪山連邦の水で造った純米酒。
適した飲み方:冷や、常温
適した料理:赤身魚刺身 いかの塩辛