もう20年も前の話ですが、私達夫婦が結婚を決めて、主人が私の実家に初めて挨拶に来た時の話なのです。私の父は硝子細工職人という事もあって、寡黙で自分の感情を表に出す事の少ない人でした。
当日、主人が挨拶に訪れたときも、無愛想に接して母の応対で場が和んでいました。
父は結婚に賛成も反対も言うわけでもなかったのですが、古酒(泡盛)を持ってきて主人に話しかけました。それは、その古酒が私が生まれた日に仕込まれたもので、娘を嫁がせる事を決めた日にその男と飲もうと思っていたというものでした。
短い言葉だけでしたが、私達2人には十分に気持ちが伝わり忘れられない思い出となりました。














