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地酒の用語集

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お燗器は時代とともに、酒を独自に温める形へと変化しました。元々はドブロク・にごり酒を鍋で温めるような形。つまりは土器や鉄鍋による「直火燗(じかびかん)」でした。
そして江戸期以後、徳利を使う湯煎燗が流行ります。これには灘の清酒が普及したことも影響しています。そして、明治から大正時代に日本へ伝わったヨーロッパの産業革命により、近代化・電化することで電気を使うお燗へと進化しました。
しかしながら、最近スローライフ・スローフードや本物志向が見直され、昔懐かしい湯煎燗がリバイバルしてきました。その中で、現代も受け継がれる代表的なお燗について、そのポイントをお話しましょう。


おでん屋などでよく見る、にぶい銀色に光る「ちろり」。これは錫でできていて、お燗器としては「最高にうまいぬる燗酒」を作ってくれます。
その理由は以下のようなもの。ぜひ憶えて、あなたも「ちろり燗」のプロになってください。
●錫は融点が低く、分子が不純物を吸収する性質があり、水を浄化するといわれています。その昔、戦国武将の館の井戸には、錫を沈めたそうです。
●錫のイオン効果は、日本酒の味をまろやかにします。
●錫は金属臭がなく、人体には無害です。
●錆びたり変色しませんので、いつまでも使用できます。
ちなみに、神社仏閣の御神酒徳利などには、錫器が多く見られます。そのためお酒のことを「おすず」と呼ぶ地方もあり、宮中でも用いられる言葉なのです。
■卓上型/蓋付錫チロリ(14,000円)
●株式会社サンシン (東京本社)
・ 住所/東京都練馬区中村北1丁目2番4号
・電話番号/(03)3970-0943(代)/ファックス(03)3577-2204
●大阪営業所
・住所/大阪市城東区永田4丁目7番16号
・電話番号/(06)6969-8468/ファックス(06)6969-8450
・URL/http://www1.odn.ne.jp/sanshin/


さて、「燗たぬき」は、昔ながらのスローライフな湯煎式。
通常、純米酒系はぬる燗に合い、辛口の本醸造系は熱燗に向くと言われていますが、この燗たぬ きは、そんなお酒の持ち味を存分に味わえます。
というのも、燗たぬきはレンジでチン!や電気式の燗器とちがって、ろうそくで約2時間とろとろと好みの温度でお燗をつけられるのです。
この燗器を置いている料理屋さんは、案外と多いですよ。お酒のうんちくの一つでもしながら、いががですか。


どこのご家庭でも、今やお父さんは自分でチン! して、お燗を楽しむ時代。寂しい限りですが、それならとことん電子レンジ燗の達人になっちゃいましょう。電子レンジは、マイクロ波で温めたお酒を徳利内で対流させることでお燗します。そこで、胴の細い徳利よりも、やや太い徳利の方を選びましょう。こうすると熱の波長が大きくなり、燗が上手にできます。さらにコップや徳利に、割り箸を一本差してみてください。波長はさらに錯雑となって、器のすみずみまで熱をゆきわたらせることができます。特に、数本の徳利を一度にレンジで温める時には、最適な方法です。