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日本酒は、和食・洋食を問わずマッチし、また飲用する温度帯も幅広く楽しめますが、今回の初夏の肴は、お手軽に家庭料理として楽しめる和風メニューを中心にご紹介します。
また、それぞれのメニューに合わせやすい日本酒のタイプ表も、ご参照下さい。
日本酒通のお父さん! 休日の晩酌は、男の手作り肴で一杯いかがですか。
白身が美味しいイサキの煮付けは、初夏の肴の中でもイチオシです。
木の芽や新ショウガなどで香りを添えるのも、ポイントです。 小骨が多いので、気をつけましょう。
1.イサキの鮮度は、大きな目の光り方、出っ張り方で見分けます。ウロコは細かいので、丁寧に取り除きましょう。
2.ハラワタを取り除いたら、水洗いします。その間に、お鍋に水/2カップ、醤油/半カップ、みりん/半カップ、砂糖/大さじ2杯を溶き、火をつけておきます。
3.ショウガの薄切りを②に入れ、軽く煮立ってきたらイサキを鍋に並べます。煮汁をかけながら10分ぐらい煮ます。
4.火を止めたら、アルミホイルなどで落し蓋をして3分ほど蒸らします。この時に、木の芽などをイサキにのせ、香りを付けて食べましょう。
醤油と砂糖を合わせた煮物は甘辛い味ですから、基本的にはコクと深みのあるタイプのお酒をおすすめします。香りが強い冷酒よりも、お燗酒が合うでしょう。
大衆魚の代表格アジも、初夏がシーズンです。
干物や塩焼き、タタキといろいろ定番メニューがありますが、ちょっと工夫して、香り、塩味と酸味をマッチさせた蒸し魚を紹介しましょう。
1.アジは、ウロコ・ハラワタなどを取り、両面ともに身の厚い部分に切れ目を入れて、軽く塩をして5分程度おきます。
2.1の水気を取り、4ほどを耐熱皿に乗せて、こしょう/少々、酒/大さじ2杯、生姜絞り汁/小さじ1杯を振りかけます。それにラップをかけ、電子レンジで5分加熱します。
3.玉ねぎを薄切りにし、ピーマンと生姜をせん切り、赤唐辛子の種を取って小口切りにします。
4.フライパンにサラダ油入れ③を炒め、火が通ったらダシ汁/0.7カップ、お酢/大さじ2杯、醤油/大さじ1杯、砂糖/大さじ半分、片栗粉/小さじ2杯を加えて煮ます。とろみがついたら②のアジにかけて、再度レンジで2分加熱して出来上がりです。
淡白なアジの身や新鮮なタマネギ、ピーマンなどには、爽やかな味のタイプをおすすめします。ほんのりとした酸味と塩味に、みずみずしい生酒・生貯蔵酒なども合いそうです。
安くて栄養価の高いイワシ。中でもうるめイワシの産卵期は4~6月で、新鮮なものは生食も可能です。
ショウガ煮や味噌煮が一般的なメニューですが、ここでは身と骨を叩いた“つみれ団子”をご紹介。カルシウムたっぷりの一品です。
1.ネギと生姜をみじん切りし、青紫蘇をせん切りにします。
2.うるめイワシを数尾(500gぐらい)用意します。頭・ハラワタ・中骨を取り、皮をはぎます。よく洗ったら包丁で細かくなるまで叩き、途中でネギを加えます。
3.2が出来たらすりばちに移し、酒/小さじ2杯、味噌/大さじ2杯、醤油/大さじ2杯、小麦粉/大さじ2杯を加え、つみれを完成させます。
4.1の生姜、青紫蘇を③に混ぜて丸め、油で熱したフライパンで焼き上げれば出来上がり。お好みで、ゴマをふります。
イワシの匂い消しに味噌と醤油を多くしてありますから、淡麗なものより濃醇なタイプがオススメです。常温から熱燗の間で合わせてみましょう。
鮮やかな緑色の初夏のコンビ。枝豆の美味しさをそのまま生かしたバターソースは、生もとや山廃酒にバッチリ合います。
旬のアスパラガスの味を楽しむ、シンプルな肴です。グラスの冷酒で楽しんでみましょう。
1.枝豆は、あらかじめ塩茹でしておきましょう。中サイズのしなやかなアスパラガスを選んで、塩/大さじ3杯を入れた鍋半分の湯で5~6分ほど茹でます。楊枝で硬さを確かめて下さい。
2.アスパラを引き上げ、冷水でさまします。緑色が鮮やかになるまで、しばらくおきます。
3.枝豆10~15粒を裏ごししたものを、バター/大さじ2杯、生クリーム/大さじ1杯、塩/小さじ1杯、コンソメスープ/0.3カップ、黒コショウ/少々、酒/小さじ2杯、マヨネーズ小さじ/1杯を煮立てた中に入れます。味かげんは、お好みで整えて下さい。
4.アスパラに、③の熱いソースをかければ出来上がり。マヨネーズだけでもイケますよ。
バターやマヨネーズ、チーズ風味など、脂肪分のある味付けには、酸味のある熟成タイプの日本酒が良く合うでしょう。生もとや山廃の冷酒・ぬる燗などを、オススメします。
お値段も栄養もバッチリうれしい! オクラのネバネバとおからを使う、お焼きです。
酒の肴はもちろんのこと、お子様のおかず、おべんとうのおかずなど、たくさん使っておけば幅広く使えますよ。
1.オクラ/1袋(約10本入)を、包丁で細かく刻みます。
2.ボールでネバネバになるほど混ぜて、そこに、おから/約300g、味噌/大さじ2杯、醤油/大さじ1杯、酒/大さじ1杯、砂糖/大さじ1杯を入れてさらに練り合わせます。
3.平たく丸めて、フライパンで焼きます。お好みで醤油を付けながら焼きましょう。
淡白なメニューですから、やや香りのある吟醸タイプが合わせやすいでしょう。
お好みの味噌・醤油の味、濃さによって、辛口や旨口を飲み分けるのもポイントです。
野草、山菜の香りと歯ごたえを肴にする、三種の天婦羅です。
揚げたてを、塩だけでそのまま食べてよし。薄い醤油味の天つゆは、素材の味をぐっと引き立てますよ。
1.ウドは薄く切り、茹でてアク抜きをしておきます。
2.新生姜も薄く平らに、タラの芽は茎の乾いた部分を切ります。
3.天婦羅のコロモは、素材の味を楽しめるようにできるだけゆるくして揚げましょう。
揚げたての新鮮な香り、風味のハーモニーを、みずみずしいタイプの冷酒でどうぞ。
お燗派の方には、ぬる燗から上燗がオススメです。