TOP > バックナンバーコンテンツ > 酒・食・場(第13回)

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日本酒は冷や・常温・お燗と、基本的に飲用温度の幅が広いアルコールです。
その中で「冷や」または「冷酒」という温度帯は、20℃(常温)未満で1℃~15℃前後までを言います。
この15℃ほどの範囲で、さらに5℃前後の差により「オン・ザ・ロック」「雪冷え」「涼冷え」「花冷え」の4つの温度が設定されています。
この4つの温度と、それに適する酒質を知ることで、あなたの冷酒を楽しむ味覚ポイントが分かってくるでしょう。
火照った体をクールダウンするには、冷えたオン・ザ・ロックをグビリといきたいところ。
ですが、じっくりと楽しむのが日本酒のオン・ザ・ロックスタイルですから、少しずつ嘗 めるように飲みながら、ロックの冷酒の美味しさを楽しみましょう。
もちろん、チェイサー(冷水)を忘れずにご用意下さい。交互に飲めば、体の乾きもスム ー
ズに落ち着きます。

アルコール度数の高い「原酒」はロックにすることで、時間とともに、香りや米の味わいなどいろいろな変化を楽しめます。
グラスは、厚めの物が口当たりも良いでしょう。
雪冷えは、キーンと余韻を引くノド越しと、透明感のある冷え方が特長です。
冷酒のタイプとしては、新鮮な生の風味を味わうものが多く、そのためグラスも冷やして おくことがコツです

飲み切りサイズの生酒、生貯蔵酒など、フレッシュな味わいの冷酒が適しています。
グラスは、ひと口ごとに飲み切れる小さいサイズが良いでしょう。
涼冷えは、口の中に含めば、ゆるやかに広がる酒の香りを楽しめる温度です。
あまり冷えすぎない10℃前後ということや、香りのある冷酒に向いているという点から も、女性に適した温度帯と言えるでしょう

香りのある大吟醸系、吟醸系、低アルコール酒などに適しています。
香りをふくらませた いなら、大き目のワイングラスなどを使うことをおすすめします 。
元々、桜の花が咲く頃の“寒の戻り”を指す言葉として「花冷え」という言葉があります。15℃前後の気温で、この風情ある表現を酒の温度に用いています。
花冷えの冷酒は、しばらく置いておくことで常温に変わりますから、冷やの美味しさと常温の美味しさを併せ持つ酒が向いていると言えます

おだやかな味わいと広がりを持つ、濃醇な純米酒。山廃や生なども合います。 ほどよく香りと味を保つ、うりざね型の器がおすすめです。