ひやおろし特集
2025 年10月

月見酒 ひやおろし揺れ 風も酔う
ひやおろしとは
その昔、お酒を瓶に詰めて出荷する前の加熱殺菌は、大鍋にお湯を溜め、瓶ごと浸けて行っていました。中のお酒の温度が62℃ぐらいになるので、蔵人の手は熱で剥け大変でした。秋になると暑さも和らぎ、加熱殺菌をしなくても『冷や(そのまま)で出荷(卸し)』できるようになります。これが『ひやおろし』の語源です。穏やかな香り、滑らかな味コクは、秋の味覚と相性抜群。秋の夜長を、旬の食材と旬の日本酒をあわせて楽しんでみてはいかが?
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー

お刺身の盛り合わせ
秋酒と刺身の饗宴
マグロ、鯛、カンパチのお刺身です。 もはや日本酒とのマリアージュは最強。 秋の宴を味わいましょう。

真蛸とバジルの唐揚げ
バジルが香る海の恵み
ジューシーな真蛸を唐揚げにして、 バジル風味で仕上げました。 噛む度に溢れる旨味をご堪能下さい。

煎り酒の冷やしトマト
煎り酒染みる涼やかなひと口
醤油以前からあった調味料「煎り酒」。 そこにオリーブオイルやペリーラを合わせた、 和洋折衷な創作料理となります。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト


國盛 彩華 秋大吟 ひやおろし
50%まで磨いた酒造好適米「吟風」を使用し丁寧に仕込み、蔵内で一夏貯蔵熟成させた大吟醸ひやおろし。まろやかな味わいと大吟醸ならではの爽やかに薫るフルーティな吟醸香が特徴です。
愛知県 中埜酒造株式会社

純米ひやおろし
穏やかな香り、深い旨みの熟成した味わい。広島県産雄町使用。
広島県 賀茂鶴酒造株式会社
