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江戸時代の物と思われる、二幅の掛け軸である。田村家では、酒造りを終える日に催す「甑(こしき)だおし/米を蒸す甑を、横倒しにするという意味」の当日、蔵元、杜氏をはじめ蔵人たちがこの掛け軸の前で、その年の酒造りに感謝を捧げた。 二幅とも、香渓齊藤原宗信画との銘がある。
これは、酒造りの神とされる大山神(おおやまのかみ)。 大山神の本体は、京都市内の松尾大社に祀られていると伝わっている。
田村酒造場の祖である、九代目 田村 勘次郎。 福生村の白眉といった風貌で、大庄屋らしい人となりが窺える。