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ヤヱガキ酒造株式会社 ~蔵主紹介

日本酒をもっとホットなアイテムに!ヤエガキの個性で変える!

14代目 長谷川 雄三社長

長谷川社長は昭和22年生まれの江戸っ子。
蔵元を受け継いで、24年目を迎えます。

慶応大学経済学部を卒業後、大手家電メーカーで営業を担当していたが、先代からたっての頼みもあり、結婚を機にご夫人の自家であったヤヱガキ酒造へ入社しました。
「入社当初は関西も酒造業も不安でした。入社後1年は各事業を学ぶため、現場に入り様々な体験をしました。技術者でない自分は利き酒だけは誰にも負けないよう努力もしました。」

研修も終わり、酒類事業に配属された長谷川社長は、早速手腕を発揮します。
当時のヤヱガキ酒造は一部を除き、すべて直取引を行なっていました。
家電メーカの第一線で営業をしてきた長谷川社長の眼には、この販売方法が非効率的に見えていたのでした。
「トラックに酒を積んで、一軒一軒お得意様をまわり、酒をおいては空き瓶を回収する、このやり方ではいつか限界が来ると感じました。」
長谷川社長は卸問屋を通して販売する全地区特約店制度を主張、反対する古参社員を説得してまわり、ついには昭和58年全面的にスタートし、販路の改革を実現。
その後、専務取締役に就任し、脳出血で倒れた義父に代わり経営にあたるようになります。

世界のヤヱガキへ

「入社してから代表取締役に就任するまでの引き継ぎ期間はわずか7年しかありませんでした。どういう方向に進めば良いのか?などあまり教わらずにきたのですよ。なので、技術者であった義父と、経済を学んできた私とではスタイルも異る、だから同じ事をやっていてもダメ。自分の得意分野を生かしていこうと考えたわけです。酒屋としてではなく、1メーカーの事業としての酒造りを考えました。」

ヤヱガキの舵取りを任された長谷川社長は、先代時代から挑戦してきた海外での酒造りに本格的にも参入を果たし、ヤヱガキを地方の酒蔵から『酒類・食品メーカー』へと羽ばたかせるのです。

さて、それでは御社のポリシーについて教えてください。
「ヤヱガキでは理念として、『ベストな人間集団』であることを掲げています。ヤヱガキは4つのグループから成り立っています。それぞれが50人程度の社員で構成されている、中規模の会社です。彼ら社員がひとりひとり個性ある人間として、ヤヱガキという舞台で光り輝いてほしい、そのためには、社員は『会社に対して何ができるのか』会社は『彼らに対して何ができるのか』を考えなければなりません。ただ生活の糧を得るために、東から日が昇り西に沈む、そんな毎日の繰り返しで日々が過ぎていく、そんな生活を送ってほしくはないのです。ヤヱガキの社員であってよかった、といった充実した人生を送ってもらいたい。

それにはそれぞれの『気』『やる気』が一番大事なんです。グループがそれぞれ50人前後の社員で構成されているのにも、1人が各人の個性を見抜き活かせるのは6〜7人くらいが限界であると考えるからです。私がいて、7人のヘッドがいる。1人のヘッドに対して6人の部下がいる、これで7☓7+1=50人というわけです。これくらいの人数がフレキッシブルにそして個性を生かした仕事ができる『心のつながりのある人間集団』だと考えています。」
そう語る長谷川社長の眼には社員が家族のように映るのでしょう。

それでは、最後に現在の日本酒業界と、今後の展開についてお聞かせください。

海外でも評価の高い日本酒

「ここ数年、若者の飲酒離れが叫ばれていますが、日本酒販売量は横ばいに落ち着いています。古き良きものを、レトロ回帰という観点から需要が持ち直しているとは思いますが、今後はもっと日本酒をホットな製品にしていきたいと思っております。
例えば、ターゲットを若い人や女性に照準を絞って、日本酒を呑む機会を増やしたいですよね。日本酒の良さは海外では認められていますから、日本人も飲めば良さを認めてくれます。ワインのように食中酒として、『のぼり・前掛け・ハッピ』の世界から『ワイングラス片手に日本酒』といった感じで日本酒の固定概念を崩さなければいけません。そのためには、新しい日本酒の啓蒙活動を行い、再出発、更には新たなる発展につなげていかねばなりません。」

長谷川社長の考える、日本酒をホットなアイテムにしたい!その考えはご子息であり専務である15代目へと受け継がれます。
伝統を守り、フレキッシブルに活動する、人のチカラが全面に出るヤヱガキ酒造。
一粒の力から絞られた雫に期待を寄せて、今宵も一献かたむけよう。