新酒特集
2017 年12月

体温まる冬料理と新酒で一年を振り返る
新酒とは
今年収穫されたお米を使用して一番に醸造されたお酒は、一般的に『新酒』と呼ばれています。その年のお米の出来に左右される部分があるものの、各蔵とも上々のお酒に仕上がっています。なぜなら、新酒は今年のお酒の出来を占う意味があるので、各蔵とも渾身の力を込めて造るからです。定番酒とは異なり、新鮮な風味と酸味、若々しさを楽しむことができるこの新酒で、各蔵のお酒の出来を比べてみるのも一興です。
今月の肴
地酒に合う料理長の厳選メニュー

牛もつの煮込み
まろやかな牛もつとフレッシュな新酒の饗宴
国産の牛肉の象徴を使った牛もつは、嫌味のない脂身ととろける食感が特徴。 まろやかでとろみのあるコクとフレッシュな新酒のバランスが絶妙の逸品です。

牛すじ大根
冬の到来を喜ぶ奥深い味わい
名古屋の郷土料理をアレンジした牛すじ大根は、愛知県の赤味噌をベースにした煮汁がしっかりと染み込む冬にぴったりの一品です。 食感の良い牛すじと大根に、デミグラスソースのようにコク深いソースがよく合います。

漬け物ステーキ
浅漬けの酸味と朴葉味噌の風味を新酒でキリッといただく
岐阜県の郷土料理である漬け物ステーキ。 白菜の浅漬をごま油で炒め、卵をからめていただきます。 豊かな甘味が特徴の飛騨の朴葉味噌を使用し香ばしい味と香りを実現しました。
今月の地酒
今が飲み頃の地酒3銘柄をセレクト


新米新酒の上善如水 純米吟醸
新潟県産の新米で仕込んだ新酒しぼりたてです。華やかでフルーティな香りと、フレッシュな味わいをお楽しみいただけます。
新潟県 白瀧酒造株式会社

東光 純米生原酒
酒造好適米を55%純米ならではの芳醇な米の旨味とコク、いきいきとしたフレッシュな風味のバランス調和した、しぼりたての生新酒。
山形県 株式会社小嶋総本店
