お宝紹介

黒澤酒造株式会社

酒の資料館では、歴史を語る幾多の秀品を展示公開。の写真
酒の資料館では、歴史を語る幾多の秀品を展示公開。の写真
酒の資料館では、歴史を語る幾多の秀品を展示公開。の写真

酒の資料館では、歴史を語る幾多の秀品を展示公開。

黒澤酒造では旧邸宅を修繕し、平成2年より「酒の資料館」として一般公開している。 ここには、江戸期の庄屋時代の日常品や酒器、酒造りを模した人形、さらには文人墨客の秀作に至るまで、数々のコレクションを展示。佐久穂町を訪れた際には、必見の価値あり。

佐竹 永湖 作 「猩々の掛け軸」の写真

佐竹 永湖 作 「猩々の掛け軸」

江戸末期から明治初期を代表する経師画の大家「佐竹永湖」の秀作。
酒造りとは切っても切れない「あやかし」の猩々を、滑稽に描いている。
酒の揮毫にまとわりつくその姿には、愛らしさすら感じる。

河鍋 暁斎 作 「猩々の屏風」の写真

河鍋 暁斎 作 「猩々の屏風」

葛飾北斎を師と仰ぎ、幕末から明治中期にかけて活躍した反骨の絵師「河鍋暁斎」の逸品。戯画的な独特の筆づかいは、大胆でありながら、深い落ち着きを漂わす。
動きのある構図の中で描かれた猩々に、思わず引き寄せられる。

巖谷 一六 揮毫 「芳醇無比」の写真
巖谷 一六 揮毫 「芳醇無比」の写真

巖谷 一六 揮毫 「芳醇無比」

明治時代の書家「巖谷一六」は諸国行脚によって医術・書・漢学を学び、古代の魏・晋・唐の書法を究めた。この書は、黒澤酒造に逗留した折に揮毫したといわれている。
豪胆さと英知をあわせ持つ、卓抜した筆致である。