

酔仙酒造の事務所、備品・用度品倉庫、および旧守衛所は、「登録有形文化財」として指定されている。平成8年(1996)、気仙地方では第一号の登録だった。
これらの建物は、昭和5年(1930)岩手県是製糸会社の高田工場として建てられたが、昭和37年(1962)に酔仙酒造が買収取得している。総延面積は2,821.17坪(9,326)。増改築を経て、全体の68%は当時のままの姿を残している。
岩手県の近代産業の発展と女性の労働史を知る上で、非常に重要な遺産である。
木造二階建てコロニアル調の
瀟洒な様式。天窓を凝らした造りが、
大正ロマネスクを今に伝えている。
土蔵造りの総四階建て。規則正しく
配された箱窓が、独特のレトロな
雰囲気を漂わせている。
木造平屋コロニアル風。昭和初期
までの郵便局や電話局などに、
多く見受けられた様式である。