
火事で焼け残った加賀藩糸魚川本陣の遺構
江戸時代初期、加賀藩・前田家が参勤交代の本陣として建てた建物の一部。扉を開けると加賀藩の家紋・梅鉢を目にすることができる。2016年の糸魚川大火で酒造りを行なっていた蔵は全焼したが、この建物は奇跡的に焼け残り往時を偲ぶことができる。

加賀藩の本陣跡だったことを物語る柱文字の写し
かつてここに加賀藩の糸魚川本陣があったことを示す立て札。歴史的に価値がある史蹟として認定された際に建てられた、一片約30㎝の角材に刻まれた文字を写したもの。焼け残った加賀藩糸魚川本陣の建物の中に保管されていたため無事だった。今は醸造所の入口に置かれている。

日本酒の量り売りに使用されていた通い徳利
昔は酒を買いに来た客に、「通い徳利」と呼ばれる徳利に酒を入れて販売。一合、二合、一升などさまざまな大きさの徳利があった。徳利には銘柄名や醸造元名が書かれ、客側は空瓶を持ってまた買いに行き、何度も再利用して使われていた。火事のあと近所の方が「うちにあったから」と持って来てくれたもの。
